改良メダカのラメを引き出し体外光を伸ばして美しく育てる方法

メダカのラメとは、メダカの全身に現れ輝くラメ模様のことで、体外光とは幹之メダカに代表される背中の金属光沢です。

このラメや体外光ですが、全身に綺麗に現れている個体もいれば、体の一部にポツポツとしか現れない個体もいます。

いったい何が原因でこのように美しさに違いが出るのでしょうか?

今回はメダカのラメの増やし方や体外光の伸ばし方を解説していきたいと思います。

【POINT1】ラメ系メダカのラメを綺麗に出す方法

先ほども書きましたが、改良メダカのラメとはメダカの全身を覆うラメ模様のことを言います。

ラメ模様は写真のメダカのように全身にビッシリと出る個体から、全くでない個体まで様々です。

どうしてこのような違いが出るのでしょうか?

結論から申し上げると、ラメ系のメダカのラメはストレスを掛けずに飼育できるかどうかで差が出ます。

ラメの出方は完全に血統というかメダカの遺伝情報に支配されています。

しかしながら、せっかく遺伝的に優位に生まれたとしても、特に若魚の時期にストレスがかかるとラメが発現しにくくなると言われています。

そのため、メダカの血統を最大限に活用して、きれいにビッシリとラメが乗った個体を生み出すためには、如何にストレスを掛けずに育てるかが大切になります。

ストレスを掛けない育て方

【POINT2】体外光を美しく伸ばす方法

体外光とは幹之メダカに代表される金属光沢のラインのことです。

幹之メダカ以外に白い魚や黒い魚、様々な色の個体でも体外光は楽しむことができます。

体外光もラメ同様に個体ごとに輝きに差が出ます。

どのように育てたら体外光を綺麗に伸ばすことができるのでしょうか?

体外光を伸ばす飼育方法は

①メダカを水温28℃以上で飼育する

②白い容器で飼育する(屋外飼育の場合は黒い容器を推奨)

③やや過密飼育で育てる

上記①~③を併用することが大切です。

①28℃以上で育てる

従来からメダカを夏場の高水温で飼育すると体外光が良く伸びると言われてきました。

それをより具体的に示したのが水温28℃以上で飼育するです。

最低水温28℃以上をキープできると、メダカの体外光がしっかり伸びやすくなります。

ただし水温35℃以上の高水温が続くとメダカの健康に害が出るため、水温は高めても30℃程度にとどめてください。

②白い容器で飼育する(屋外飼育の場合は黒い容器推奨)

メダカの体外光は、黒色素胞の力が増すと発達しにくくなることが分かってきました。

つまりメダカが黒みを帯びるほどに体外光が伸びにくくなるというのです。

そこで、近年はメダカの保護色機能を逆手にとり、白い容器で飼育して黒色を抑え込むことで体外光を伸ばす育て方が脚光を浴びてきました。

ただし、真夏を除けばまだまだ屋外白容器で水温を高めることは難しいので、①を優先して屋外は黒容器推奨と注記させていただきます。

※白容器だけでなく透明容器も効果が高いと言われています。

メダカの容器の色の使い分け

③やや過密飼育で育てる

従来から幹之メダカを育てる際、成長が遅い個体の体外光が伸びやすいと言われてきました。

観賞魚や稚魚の飼育でもよく言われることですが、魚は過密に育てると成長が遅くなります。

その性質を逆手にとって、意図的にストレスが掛かり過ぎない程度にメダカを過密に育てて成長速度を落としてあげることで、体外光が伸びると言われる成長期を長く取ることができ、体外光をしっかり伸ばすことができます。

最後に

ここまで書かせていただいたように、メダカはたとえ種親が綺麗であっても、その稚魚が綺麗に育つとは限りません。

ただ、卵を採集して育てるだけでも綺麗なメダカは生まれますが、その確率は格段に低いと言えます。

綺麗なメダカが高額で取引されるのは、その血統だけでなく著名なブリーダーが持てる経験の全てを投入して綺麗に磨き上げた個体だからなのです。

この記事がみなさまが綺麗なメダカを産み出すお手伝いができると幸いです。