メダカの稚魚(針子)が水槽の底に沈んで固まって動かない原因とその対処法/底に沈むのは危険な兆候です

飼育員カツミ
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急にメダカの稚魚(針子)が水槽の底で動かなくなったら危険のサインかも?

突然ポツポツ死んでしまう事もあるし、心配になりますよね。

最近まで元気に泳いでいたメダカの稚魚が、急に水槽の底で動かなくなった経験はないですか?

お気付きと思いますが、メダカが底に留まる理由の殆どはメダカの生死に直結する原因であることが多いです。

今回は、どんな時にメダカの稚魚が沈むのかを解説したいと思います。

【POINT1】メダカの稚魚が底に沈む理由

メダカが1日の中で水面と水底を行き来するのは普通の事です。

でも、ほとんどのメダカが水底でじっと動かないのは危険な兆候かも。

店長メグ
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飼育員カツミ
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僕の経験だと、メダカの稚魚が水槽の底に沈んでしまった場合に考えられるのは以下の要因が多いと思いますよ。

ただ、この他に病気が原因の場合もあるので、一匹だけ変な時は病気感染の目線も持っててくださいね。

①水質の悪化でメダカが弱っている

②餌の不足で体力が低下している

③水温が低下して動きが鈍っている など

①水質の悪化でメダカが弱っている

飼育員カツミ
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針子のうちって小さいから水替えしにくいじゃないですか。

なんだか吸い出してしまいそうというか。

だから、ついつい水替えが遅れて水質悪化のダメージを与えちゃうんですよ。

僕は可能な限り沈殿した汚泥をスポイトで吸ってから、1週間に1回は1/3から半分水を換えるようにしています。

注水は点滴容器でやる方が安心です。

点滴容器のDIYはこの記事を読んでみてください。

店長メグ
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飼育員カツミ
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とは言え、孵化したてはさすがに弱いので、孵化して1週間は1/10くらいの少な目の水替えに留めても問題ないと思います。

稚魚の吸い込み対策はコレを買うといいですよ。

この中にプロホースの吸い出し口を入れてから水を換えてください。

店長メグ
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飼育員カツミ
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稚魚でも使えるスポンジフィルターを使用すれば生物ろ過も可能です。

ただ、僕のところは容器が多いので直接水替えで対応しています。

バクテリアろ過についてご興味がある方は以下の記事をご覧ください。

②餌の不足で体力が低下している

飼育員カツミ
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意外かもしれないけど、稚魚の死因のNO.1は餓死なんですよ。

メダカは胃袋をもたず、人間のように1日に必要なエネルギーを、数回の食事で摂取することはできません。

小さな稚魚になると、その特性はいっそう顕著になるので、稚魚のうちは少量の餌を何度も与えてあげないと、すぐに餓死してしまいます。

飼育員カツミ
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少量の餌を何度もって仕事や家事がある一般の方には難しいですよね。

そんな時に役立つのがゾウリムシやミジンコなどの活き餌なんです。

活き餌については私の記事を併せてご確認ください。

店長メグ
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③水温が低下して動きが鈍っている

飼育員カツミ
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産卵の時期だから可能性は低いと思うけど、メダカも寒いと凍えてしまうんですよ。

稚魚だと15℃を下回ると厳しいかも。

飼育員カツミ
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春の初めや秋口のまだ寒さが残る時期は、どうしても水温が低くなりがちです。

この時期は室内で飼育する方が安心かもしれませんね。

できればエアコンかヒーターで水温を維持してあげてください!!

地域によって気温に差がありますが、ゴールデンウイークを過ぎる頃までは、稚魚水槽の水温を維持する工夫をした方が安心です。

最後に

せっかく元気に孵化した稚魚たちですから、みんな元気に大きくなってほしいですよね。

今回はそんな時にお役に立てればと思って記事を書きました。

この記事がみなさまのお役に立てると嬉しいです。