その両方を追い込む、G Master。
Sonyが最高峰の交換レンズシリーズとして展開するG Master。このページでは、GMを理解するための設計思想と技術を整理し、焦点域別のレンズ辞典へ案内します。
Sonyのレンズを見ていると、ひときわ目立つ赤い「G」のマーク。
その中でも「GM」と表記されるG Masterは、単に高価なレンズを集めたシリーズではありません。
G Masterが一貫して追っているのは、高い解像性能と、美しいぼけを高次元で両立させること。ピント面を細かく描きながら、その外側まで含めて一枚の写真として整える。そのためにSonyの光学・製造・AF技術が投入されています。
G Masterとは?
G Masterは、Sonyが「最高峰の交換レンズ」と位置づけるEマウントレンズシリーズです。
高画素化するカメラボディの性能を引き出す解像力だけでなく、背景へ溶けるようにつながるぼけまで設計対象として扱っていることが、大きな特徴です。
ピント面は鋭く、そこから外れた部分は滑らかに。
解像性能とぼけをどちらか一方へ寄せるのではなく、その両方を高い水準で成立させることが、G Masterの基本思想です。
そのため、GMを見る時はF値や焦点距離だけでなく、 光学設計、ぼけ、AF、近接性能、小型軽量化 まで見ると、それぞれのレンズが何を目指したのかが分かりやすくなります。
G Masterを読み解く4つの技術
高解像
高画素化するボディを見据え、G Masterでは従来より高い空間周波数まで意識した設計基準を採用。中心だけでなく周辺まで細部のコントラストを残すことを追っています。
ぼけまで設計する
G Masterではぼけを偶然の副産物として扱わず、設計段階からぼけ像をシミュレーション。ピント面から背景へどうつながるかまで含めて描写を作り込んでいます。
XAレンズ
G Masterを象徴する超高度非球面XAレンズは、表面形状を0.01ミクロン単位で管理。高い収差補正能力を持たせながら、非球面レンズで生じやすい輪線ぼけの抑制にもつなげています。
AFも世代ごとに進化
G MasterだからAF機構がすべて同じ、というわけではありません。初期モデルから新世代のXDリニアモーター採用機まで、ボディの高速化に合わせて駆動系も進化しています。
「GM II」は、GMより上のランクではない
レンズ名に付く「II」は、G Masterより上位の新しいグレードという意味ではありません。
同じ焦点距離・用途のGMを世代更新したモデルです。
ただし、第2世代では光学設計だけでなく、軽量化、近接性能、AF、操作性、動画性能などが大きく変わるケースがあります。GM同士を比較する時は、単純な新旧だけでなく「何が変わり、撮影で何ができるようになったのか」を見るのがポイントです。
焦点域からG Master辞典を開く
各レンズの詳しい仕様と、「そのスペックが撮影で何を変えるのか」は焦点域別の辞典にまとめています。
広角域GMレンズ辞典
超広角・広角パース、広い画角、F1.4・F1.8の大口径、F2.8広角ズーム。空間そのものを構図へ取り込むGMを整理しています。
広角域GM辞典を開く → 02 / STANDARD標準域GMレンズ辞典
標準ズーム・標準単焦点F2.8・F2ズームから35mm、50mmの大口径単焦点まで、日常から作品撮影まで主力になりやすいGMを整理しています。
標準域GM辞典を開く → 03 / MEDIUM TELEPHOTO中望遠域GMレンズ辞典
85mm・100mm・135mm圧縮、前後ぼけ、マクロ、STF。被写体を背景から分離し、主役を強く見せる中望遠GMを整理しています。
中望遠域GM辞典を開く → 04 / TELEPHOTO望遠・超望遠域GMレンズ辞典
望遠ズーム・超望遠単焦点動体AF、OSS、テレコン、軽量化。遠くの被写体を追い続けるための望遠・超望遠GMを整理しています。
望遠・超望遠域GM辞典を開く →広角ならパース、標準なら機動力、中望遠ならぼけと圧縮、超望遠ならAFと重量バランス。G Masterという共通の設計思想を持ちながら、それぞれの焦点域で必要な性能へ最適化されています。気になる焦点域から、各辞典を開いてみてください。