SonyのG Masterには、標準域だけでもF2.8ズーム、F2ズーム、35mm・50mmの大口径単焦点、さらに50-150mm F2まで、性格の異なるレンズがそろっています。
このページでは、標準域のG Masterを「スペック」と「その数字が撮影で何を意味するか」に絞って整理します。詳細なレビューではなく、気になる一本をすぐ引けるレンズ辞典として使ってください。
標準域G Master INDEX
FE 24-70mm F2.8 GM II
24-70mm|F2.8通し|約695g|φ82mm
光学系
15群20枚
特殊レンズ
XA 2枚+その他の非球面3枚/スーパーED 2枚/ED 2枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.21m(W)/0.30m(T)
最大撮影倍率
0.32倍
AF
XDリニアモーター×4/フローティングフォーカス
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要初代から約191g軽くなり、全長も約16mm短縮。近接性能は最大0.32倍まで高まり、AFもXDリニアモーター4基へ刷新されています。大三元の画質を維持しながら、「必要な時だけ持ち出す重いF2.8ズーム」から、常用しやすい主力標準ズームへ大きく方向転換した第2世代です。
― 一本で撮り切るために、機動力・近接性能・AFを磨いた第2世代F2.8標準ズーム。
FE 24-70mm F2.8 GM
24-70mm|F2.8通し|約886g|φ82mm
光学系
13群18枚
特殊レンズ
XA 1枚+その他の非球面2枚/スーパーED 1枚/ED 1枚
絞り
9枚・円形絞り
最短撮影距離
0.38m
最大撮影倍率
0.24倍
AF
DDSSM(ダイレクトドライブSSM)
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要SonyがG Masterの高解像とぼけの思想を24-70mm F2.8へ持ち込んだ初代モデル。886gの重量や0.38mの最短撮影距離、DDSSMなど、現在のII型と比べると世代差は明確ですが、24mmから70mmまでをF2.8でつなぐ王道の大三元として、GM標準ズームの基準を作った一本です。
― 24-70mm F2.8という王道に、G Masterの基準を持ち込んだ初代大三元。
FE 28-70mm F2 GM
28-70mm|F2通し|約918g|φ86mm
光学系
14群20枚
特殊レンズ
XA 3枚/スーパーED 3枚/ED 1枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.38m
最大撮影倍率
0.23倍
AF
XDリニアモーター×4
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要24mm始まりを28mmへ狭める代わりに、ズーム全域F2を実現した大口径標準ズーム。単焦点に近い明るさとぼけを保ったまま画角を変えられ、XDリニアモーター4基で高速AFにも対応します。複数の大口径単焦点を持ち替える代わりに、一本のズームで撮影テンポを維持することを狙ったGMです。
― 広角4mmを手放し、ズーム全域F2を手に入れた単焦点代替型の標準GM。
FE 35mm F1.4 GM
35mm|F1.4|約524g|φ67mm
光学系
10群14枚
特殊レンズ
XA 2枚/ED 1枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.27m(AF)/0.25m(MF)
最大撮影倍率
0.23倍(AF)/0.26倍(MF)
AF
XDリニアモーター×2
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要35mm F1.4ながら約524gに抑え、AF時0.27mまで寄れる大口径単焦点。広角らしく周囲の情報を残しながら、F1.4の浅い被写界深度で主役を浮かせられます。スナップ、人物、風景、テーブルフォトまで一本で振りやすく、35mmを常用焦点距離にしたい人へ向いたGMです。
― 背景の空気を残したまま、主役だけを浮かせるための35mm F1.4。
FE 50mm F1.2 GM
50mm|F1.2|約778g|φ72mm
光学系
10群14枚
特殊レンズ
XA 3枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.40m
最大撮影倍率
0.17倍
AF
XDリニアモーター×4
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要Sony純正GMでF1.2を実現した50mm大口径単焦点。標準画角の自然な距離感を保ちながら、F1.2による極端に浅い被写界深度と大きなぼけを使えます。778gの大口径光学系をXDリニアモーター4基で駆動し、表現を優先しながらAF性能も落とさない構成です。
― 標準画角を、F1.2の被写界深度で“非標準”の表現へ変える50mm GM。
FE 50mm F1.4 GM
50mm|F1.4|約516g|φ67mm
光学系
11群14枚
特殊レンズ
XA 2枚/ED 1枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.41m(AF)/0.38m(MF)
最大撮影倍率
0.16倍(AF)/0.18倍(MF)
AF
XDリニアモーター×2
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要F1.2ほどの絶対的なぼけ量より、約516gという携行性とのバランスを取った50mm GM。F1.4の明るさ、XDリニアモーター2基によるAF、67mm径の比較的コンパクトな鏡筒を組み合わせ、日常的に持ち出せる大口径標準単焦点へ寄せています。
― 明るさ・描写・携行性を、日常の50mmへ最適化したF1.4 GM。
FE 50-150mm F2 GM
50-150mm|F2通し|約1,340g(三脚座除く)|φ95mm
光学系
17群19枚
特殊レンズ
XA 2枚/スーパーED 2枚/ED 3枚
絞り
11枚・円形絞り
最短撮影距離
0.40m(W)/0.74m(T)
最大撮影倍率
0.20倍
AF
XDリニアモーター×4/フローティングフォーカス
ズーム方式
インナーズーム
手ブレ補正
なし(ボディ側対応)
概要50mmから150mmまでをF2通しでつなぐ大口径ズーム。標準から中望遠までレンズ交換せずに画角を変えながら、F2のぼけとシャッタースピードを維持できます。1,340gと軽量レンズではありませんが、複数の大口径単焦点を持ち替える工程そのものを一本へ集約した、撮影テンポ優先のGMです。
― レンズ交換を減らし、F2のまま人物距離を追い続けるための一本。
※仕様は2026年9月28日時点のSony公式製品情報をもとに確認しています。仕様・ラインアップは変更される場合があります。